無色の日記

無職開始の記録。

無色の日記24 プラスチック選別・破砕

地元のリサイクルショップからPE(とPPかも知れない)不要な工具ケースを譲り受けた。PEにはHDPEの△2の表示があるので安心。

リサイクルボールペンも備品として仕入れて貰えるかも知れない。リサイクルショップとの繋がりは今後かなり強いパイプとなるかもしれない。

 

PEとPPについての判別はとりあえず溶かせば何かわかるかとグルーガンを分解してPTCヒーターを使ってみたが、100円ショップの設定温度165℃ではどちらも溶けて判別は不可能だった。

 

基本に立ち返り、プレシャスプラスチックの動画を見ていると、塩水の濃度で~と説明されている。が、PPもPEも1以下である。

資料を読んでみるとアルコールに浮くよ、沈むよとある。

無水エタノールの比重は0.79とあまりいい数字とは思えない。ここで、塩水の濃度と繋がる。

調べていくと50%エタノールで0.93辺りの比重となり判別に都合の良い値となる。

更に調べていくと文部科学省のPDFでも判別の実験について書かれている。文部科学省が言うんだから間違いない。詳しくは

混ざったプラスチックを比重差を用いて選別(水に入れて分ける)する実験(中学生向け)

 

…中学生レベルで悩んでいたのは恥ずかしい限りだが、悩みが解決したので今は気にしない。

 

さて、無水エタノールは飲めるので高い。

じゃあIPAだろうと、調べてみると50%で0.93と同等であることが分かる。

IPAの方が毒性は高いらしいが、エタノールより揮発性は低く何より安い。

IPAは今までいろいろ使って来たので毒性があるよというのはちょっと心配になるが、今後少し気を付けようと思う。

 

都合よくIPA50% 500mLという物が薬局で売ってそうなので、そちらでもよいが、少量でいい場合はガソリンの水抜き剤を使うのが安くて一番手っ取り早い。純度ほぼ100%のIPAなので倍に薄めてやればよい。容器もPEだろうしリサイクルしてやろう。

 

テストピースを明日浮かべてみて判別可能か楽しみである。

浮くのはPP,沈むとPEである。

 

次はシュレッダー問題だが、実は解決策が一つ浮かんでいる。

3Dプリンタ界隈でもリサイクルしてフィラメントを再生している動画が多数あるので、そちらを見ているとモーターを二つ使って二軸シュレッダーの動画があった。

超パワーモーター×減速機でバリバリ砕くのではなく、二軸を独立して回すことでモーターの負荷は半分になる。まさに目から鱗だ。

利点はそれだけではなく、二軸を繋ぐ歯車も不要になる。これも大きい。

二軸を両端から手動ハンドルで回せばモーターも不要となる。軸周りの問題も解決する。

あとはシュレッダー刃は…削り出して6枚作ればなんとかならないかな…。できれば外注になるがレーザーで作りたいけど。もしくはCNCで削るか。

上記設計でかなりハードルは下がったはず。現実味を帯びてきた。