前回の記事のレストはいまいち強度が無いもののスクレーパー程度は研げる治具を作った。
次にバンドソーに手をつける。
バンドソーはREXONのBS-10K2。オフコーポレーションで現行で販売されており、改造例も豊富。改造しなくても十分に使える優等生である。
木工旋盤とバンドソーは相性が良く、今までもサークルカットなどに重宝してきた。 今後も使用頻度は高いことが予想されるので、BS-10K2の改造に踏み切った次第。
一番効果がありそうなのは刃のガイドのベアリング化。鉄用のバンドソーはベアリングが当然だが木工用は樹脂のブロックで押さえているだけ。
刃の捻れにより樹脂は削れ、更に捻れの悪循環に陥る。上下左右で計4つの樹脂で挟まれているが、1つ400円程する。整形したり、ひっくり返したりである程度ごまかせれるが精神的によろしくない。
改造例が豊富なのはとても助かる。手元にあったベアリング用に寸法を少し変えて図面を拝借。
鉄やアルミは加工も大変だし高いので、3mmのアクリルをレーザーカット。
今回の用途であれば、3mmあればアクリルにタップを立てれるし、強度も十分となる。ベアリングが回るだけなら負荷も気にならない。
ネジの長さも有り合わせなので色々誤魔化しながらとりあえず形になった。
上下左右でベアリングで挟まれる事で曲線切りでの刃の捻れがかなり改善された気がする。ガイド幅が一定で消耗しない事もとても良い。
ベアリングは安物なのでいずれ交換しようと思う。
改造例は他にもあり、モーターと下のホイールを繋ぐベルトのテンショナーがあまり良くないらしい。
モーターのマウントは調整できる機構があらかじめ備わっているので近い内に改造しようと思う。
あとは何より刃だろう。標準刃はあまり評判がよろしくない。それでも十分使えているのだから刃を変えたら世界が変わるのだと期待している。