無色の日記

無職開始の記録。

無色の日記53 バンドソーと工房見学

前回に続きバンドソーの改造から。

モーターと下のホイールを繋ぐベルトのテンションを調整する機構が備わっているが、あまり評判が良くないので取り外す。

最初の強敵はスプリング。そのままではかなり固い。なのでテンションを掛けているドライブベルトを一旦逃がしてしまう。そしてテンショナーをベルトがいた方向に倒すとスプリングが若干弱まる。そこからは安全に考慮して力を入れて外す。

スプリングが外れたら峠は越えた。テンショナーは手前に引くと外れる。

次にモーターの位置でベルトのテンションを調整するのだが、その前にスプリングが掛かっていたポスト(ピン)が高速回転の場合干渉するらしい。見た感じギリギリだが精神的によろしくないので外してしまう。

ドリル、切断と方法はあるが、バイスプライヤーでグニグニしてると抜けた。これでもし戻す際は叩き込めばいい。

 

あとはモーターの位置でベルトを張る。緩すぎると起動時にブレと異音がするので適度に。マックスに張ると切れるかもなのでベルトを押して少し凹むくらいで使用しているが、もう少し弱くてもいいのかも。今のところ問題ない。

 

下の辺りがスッキリしたところでホイールのベアリングも外して見てみるとスムーズな回転ではない。仕方ないのでスナップリングを外してホイールを外しベアリングも外す。

一応2つのベアリングが使われているが両方駄目なので交換。NTNの6202zzが偶然手元にあった。

下が駄目なら上のホイールも当然駄目な訳だが手元にもうベアリングがないので後日。

ここまでの改造で切断に不満はない状態。替刃も保留。本体のアングル補強も保留。暫くは快適に使えそうだ。ベアリングがうるさいのは性能が向上した事に比べれば些細な問題。ただベアリングの消耗には気を配る必要がある。

 

そして偶然を越えてもはや奇跡的に知り合った木工家の工房にお邪魔することになる。知らない土地の知らないイベントを偶然通りかかって寄ってみたところ銘木の販売会で、そこのお手伝いをしていた木工家の方とお話しし、工房見学をお願いしたところ快諾頂いた。早速次の日にお邪魔して圧倒された。

規模が違う。建物であり設備であり材料であり、そして技術力であり。

更に驚く驚愕の事実。

なんと近所に住んでおり、なんとJETの旋盤を譲って頂いた方もそちらで作業しに来る間柄であり、何なら旋盤を譲った話を知っていて私の存在を聞いていたり。

いや、なんだそのネットワークと運命力は。全然関係の無い所からここまで繋がるものなのか。

 

そしてもう結構前から確信しているのだが、木工家は例外なく優しい。

端材だよと大量の材料を頂いたり、設備使っていいよと仰って頂いたり本当に感謝しかない。

 

そしてここで頂いた材で色々発展するのはもう少しあとのお話。