見様見真似で初の皿を作ってみた。思っていたよりは作れたがキャッチするタイミングを掴めないので作ったと言うより偶然作れたに等しい。
そもそもセンターワークに主に使うスピンドルガウジで削ったので刃の当たる角度も違うのだろう。それでも思っていたより作れたと感じたと言うことはそれなりに技術も向上しているのだろう。
一応ボウルガウジがあるので今度はそちらをメインで使ってみよう。長くて使いにくそうだけど。また、標準ではあまり切れないと工房見学の際に聞いているので研がないとスピンドルガウジより切れないかもしれない。
一応スピンドルガウジでもスルスル切れる。これは意外だった。ただし前述のようにキャッチして深く削れたり、皿の端を割ってしまう。また120番より荒いサンドペーパーでも消せない傷はさすがに問題である。
また、体勢が悪い。轆轤のように正面から加工する方がやはり自然だ。ただ、ボウルガウジの刃の使い方を見るに、横から切るような刃が付いているように思えるので旋盤用に考えられているような気もする。
フルートの深さと刃の厚みはどうにもならないので、それなりにフェイスワークをするなら刃物を購入することも検討しなければならない。高いし、元取れない気がするけど。
今回の材料は15mm程度のパイン材。直径は15㎝くらいだろうか。
薄いなと思って削ってみると想像以上に厚い。皿にする余裕は十分あった。今まで大きな材料が必要だからと敬遠していた節もあるので嬉しい誤算ともいえる。
作業時間は1時間ほどだろうか。仕上げる状態ではないのでオイルで簡易的に保護したのも時短の理由か。ウレタンやガラス塗料、木固めエースなど食器を作るならそれなりの仕上げも必要になるだろう。暫くは水性ウレタンで十分だとは思う。もしくはオスモか。
進展と言う程ではないが初フェイスワークと言うことで記事に残す。
なお裏はチャックで掴めるようφ50mm×4mmくらいの凹みがある。
追記。地元で木工イベントがあって影響を受けた事を書き記す。